CAATの始まり

 CAATの始まり 

CAATは、米国から輸入された監査技法で、
Computer Asisted Audit Techniquesの頭文字から、CAATと呼ばれます。

コンピュータを利用して運用されている各種情報システムやデータを、
コンピュータを利用して解析することから始まり、
さらに解析ツールを装備して「コンピュータ利用監査技法」と呼ばれます。

パソコンを利用した解析には、
代表例として、
SQLデータ解析機能、
ピボットテーブル、
What-if分析機能
等を利用したソフトもあります。

したがって、難しい名前のソフトでなくても、SQL機能を持つツールや、表計算ソフトでも、
その機能を監査業務に応用すれば、「コンピュータ利用監査技法」といえるわけです。

内部統制の強化が叫ばれたことから脚光を浴びてきましたが、
基本は、分析できるだけのデータが整備されていないと活用できない、

という実態があります。

会社の基幹情報システムが、パッケージソフトを利用しているとか、ERPで運用されていれば、
そのデータの解析は比較的容易です。

そのような企業は、基本となるコードの体系が整備されているでしょう。

従来の監査手法では、日々の活動記録が印刷された帳票類を確認する必要があり、
文書や記録の閲覧に多大な時間がかかっているわけですが、

その一部でも、コンピュータのデータを直接チェックできるようになれば、
監査の効率はあがります。

 私が経験した初期のCAAT 

初期のCAAT はお粗末な内容でした(多分)。
監査法人が持ちこんだ、CAATと称する監査ツール用に、データを編集して提供するわけです。その条件が面倒で、データの整備に多大な時間を費やしたことを思い出します。

コンピュータの中には、入力されたデータを記録していますが、生データの形は美しくないのです。
さまざまなファイルに分割されている場合もあり、マスター部分とデータ部分に分けられており、
会計監査人が結果を確認したいと思うような、財務諸表のような形式にデータが整うのは、
本当に最終形でしかない。

しかも、データは初期入力、変更データ、取り消しデータ、各種マスターとの突合前後のデータと、
さまざまな状態で記録されています。

したがって、監査のためのデータ作成に時間がかかるわけです。
しかも、編集加工するわけなので、間違ってしまうリスクもあります。

これが、初期のころのスタイルで、監査人と幾度と無くやり取りした経緯を思い出します。
最近では、パッケージ化されている場合が多いので、、そんな昔話は不要でしょう。

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